vol.14
山口県宇部市が面白いらしい!?「壁紙で部屋を楽しむ」を地方から発信!

「壁紙張り替えのワークショップ開催!」。東京で?大阪?……と思いきや、開催地は本州の西端、山口県の中でも西部に位置する宇部市の内装・インテリア専門店「インテリア紅葉」だというじゃないですか。果たして、どんなところなのか、ワークショップに参加してみました。

緑に囲まれた自然豊かな環境の中に突如現れるおしゃれな建物、それがインテリア紅葉です。早速案内された2階のギャラリースペースは、ヴィンテージロッカーのだまし絵壁紙やランダムウッド柄の壁紙などが張られ、おしゃれな雰囲気。今回は、ここで4組が輸入壁紙の張り替えに挑戦します。インテリア紅葉の佐々木剛社長自ら張り替えの手順を説明し、実践スタートです。みなさん、用意された壁紙施工の道具を手にしただけでテンションが上がっている様子。思い思いの壁紙を手に、作業に取り掛かります。

「のりを塗る量が少なすぎた」「端をきれいに切るにはどうしたら?」「ジョイント部分に隙間ができちゃう」など、初めての壁紙張りに戸惑いながらも夢中で作業に没頭。中には、お子さんが楽しそうに率先して壁紙に向かう家族の姿も。工程はシンプルでも、いざ実際にやってみるときれいに張るのは至難の技です。「うちのリビングに張るとしたら、これより長いものを何枚……」と、イメージしやすくなった分、その労力の大きさも実感しているようでした。とはいえ、みなさん、輸入壁紙への興味は高まったようで、壁紙の種類や性質など、佐々木社長は質問攻めにあっていました。

1時間ほどで4組とも作業を完了。終了後には、他の壁紙も見たいと1階のショールームへ向かう人の姿も見られます。
「僕も最初は、壁紙に興味を持っている人がこんなに多いことに驚きました」と佐々木社長。インテリア紅葉が初めて壁紙張りのワークショップを開いたのは5年前に遡ります。
「壁紙のプロのお店があることを知ってほしくて、当時はまだ会議室だったスペースで始めたんです。そうしたら予想以上に反響があって、1日50組くらいの人で行列ができたほど。それも後押しして、壁紙でもっと部屋を楽しめることを伝えられる場所を作りたいと思い、このギャラリースペースを作りました」

今では壁紙に限らず、月1回程度のペースでワークショップを開催し、アーティストのギャラリーとしても開放。訪れる人は年間1000人を超えると言います。交通の便が決して良いとは言えないこの地に、それほどの人が集まるとは正直、驚きです。
「田舎だからこそ、という部分もあると思います。東京や大阪に行けばメーカーのショールームはたくさんありますが、山口県にはひとつもありません。でも、カタログを見ただけでは壁紙を選べないから、お客さまは遠くまで行かなくちゃいけない。だったら作ってしまえ、ということで、ショールームを作りました」
そのショールームには、国内の壁紙がロール見本とA4サンプルを合わせて5万点ほど、輸入壁紙もサンプルのブックを100冊以上揃えていると言います。特に輸入壁紙のラインナップは、都心のショップにも引けを取らないほど。商談スペースもまるでおしゃれなカフェのような雰囲気で居心地が良いです。
「ワークショップにいらっしゃったお客さまも、ほとんどが帰りにショールームへ寄ってくれますね。おかげさまで、一般のお客さまへの認知度も高まり、お客さまの紹介でお付き合いのなかった工務店さんにもお声がけいただいたり、広がりを実感しています」

そう語る佐々木社長の目標は、「山口県内でもう少し事業を広げること」。
「地方は家族経営の会社が多いんです。山口県の他のエリアで、私と同じように3代目を継いだ職人さんもいます。でも、地元の仕事だけではやっていけず、息子に継がせるかどうか悩んでいたり……。我が家は、小学生の娘が『今のお店だったら、跡継ぎたい!』って言ってくれています(笑)。やっぱり子どもに『跡を継ぎたい』って言ってもらえるようになりたいじゃないですか!だから、山口県内の各エリアにアンテナショップのようなものを作って、地元の職人さんたちと一緒に仕事をして、盛り上げていけたらいいなと。地方ならではのビジネスモデルを作っていきたいですね」
その言葉に、「山口県って、素敵な内装の家が多いよね」なんて評判を耳にする未来を想像してしまいます。本州の西の端からインテリアブームが起こる日がやってくるかもしれません!

今回の取材に協力いただいたのは、

株式会社インテリア紅葉
WALL PAPER STUDIO

山口県宇部市中山新堀1138-1

Tel:0836-32-0306

Fax:0836-32-8058

営業時間:9:00~17:00

定休日:年中無休