vol.2
手漉き和紙を壁紙に!? 和室インテリアなら“紙と遊ぶ” 紙遊にお任せ!

「ペーパーギャラリー紙遊」は、北関東では数少ないインテリア総合商社のショールーム。さまざまなメーカーの壁紙や襖、カーテンなどを一か所で見られるのが魅力です。特に力を入れているのが、“和”のアイテム。他ではなかなか見られないという品揃えを見に行ってみました!

店内に入るとひと際目を引くのが、和室の空間展示。竹久夢二のグラフィックの壁紙(リリカラ WALL DECO)が襖に張られ、とてもおしゃれでモダンな印象になっています。店内奥のカラフルな障子もスタイリッシュ。張っているのは和紙で、ここには主に近隣にある和紙工房のものをはじめ、様々な産地の手すき和紙が揃えられているそうです。

「和紙を壁紙として張ることもあります。独特のやわらかい風合いがあって、見た目も肌触りもどこかぬくもりが感じられるのが和紙の魅力。一般的な壁紙よりは高価になってしまいますが、茶室のように腰壁の部分にだけ和紙を張る方もいらっしゃいますよ」と教えてくれたのは、スタッフの植田美来さん。
「和室は少なくなっていますが、決してなくならないものだと思います。母体である(株)ホシケンがもともと掛け軸・屏風・襖などの表装材料を卸販売しており、形を変えつつも創業から112年も続いていることから、和を大切にして伝統を引き継ぎ、和室を求めている方に紹介していける場を目指しました。襖がたくさん見られるショールームなんて他になかなかありませんからね。桐生和紙も同じです。地元・群馬の伝統的な手漉き和紙なのですが、現在、県内で1軒しか残っていません。その良さを伝えていきたくて、桐生和紙も取り扱っています」

そして、「多くの人に“いいもの”があることを、まず知ってもらいたい」。その強い想いから、和雑貨の販売も始めたと言います。
「リフォームを考えている人だけでなく、ただ雑貨を見にきたお客さまが、和室の展示を見て素敵と思ってくれたらいいなと思って。ここには内装会社や施工業者、メーカーやコーディネーターも出入りするので、いろんな情報が集まります。そのため、お客さまによりよい提案ができますし、そういった業者の方たちと一般のお客さまをつなぐ場になりたいと思っています」
帰り際、好きなものを選んでくださいと渡されたポチ袋は、ショールームを訪れたお客さまへのおみやげだそうです。さまざまな柄のポチ袋は、植田さん曰く「壁紙にはこんなにいろんなデザインがあるんだということを知ってもらいたくて」、施工時に出た壁紙の端材を使ってスタッフが手作りしたもの。より多くの人にいいものを広めたいという想いは、小さなポチ袋にもたっぷり込められていました。

今回の取材に協力いただいたのは、
Re壁会員の

ペーパーギャラリー「紙遊」

群馬県前橋市城東町5-657-18

Tel:027-223-0546

営業時間:9:00〜 18:00

白い壁紙の選び方