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日本の家が色とりどりの壁になる日も近い!? 第1回壁紙施工講習会開催!

多彩な壁紙への施工ニーズに対応するため、Re壁会員を対象とした第1回壁紙施工講習会がサンゲツの品川ショールームで行われました。より多くの職人さんに壁紙の施工技術を高めてもらいたいという趣旨のもと、壁紙の張り方をレクチャーするというイベントです。参加した職人さんは12名。若い人が多かったのが印象的でした。

用意された壁紙は3種類。クラシックな柄の織物壁紙と、手漉き和紙のような表情の和紙壁紙、北欧ブランド「BORASTAPETER(ボラスタペーター)」の不織布(フリース)壁紙です。今回の受講者の皆様も施工経験がない壁紙で、未体験の壁紙を前に興味津々の様子でした。

講師を務めたのは、江戸時代創業の老舗・中村表装の中野徳幸さんと中野正和さん。まずは講師がお手本で張り、その後、受講者たちも実際に張ってみるという流れで講習は進みます。最初は静かに話を聞いていた受講者たちでしたが、そこはさすが職人!いざ施工が始まると次々に質問が飛び出しました。

最初の題材は織物壁紙。温かみのある雰囲気や高級感があるので人気ですが、水にぬれるとシミになる可能性があったり、継ぎ目がほつれやすかったりするため、施工は道具にも気を遣うそうです。ジョイント部分が目立ちやすいのも織物壁紙の特徴。昔ながらの突きつけ施工と数mmの溝に壁紙を差し込む挿し目地施工で仕上がりの違いを見せてくれました。

Before

After

次にカラフルな柄物が多いフリース壁紙。その柄の継ぎ目に、実はちょっとしたトラップが・・。今回の壁紙は、通常のように水平に張っていくのではなく、少しずらして張らないと柄が合わない「ステップ柄」になっていたのです。ひとつの柄が大きく作れるため、部屋が広く見える効果もあるとか。最近はこういった輸入壁紙が人気で、アクセントウォールとして一面だけに張る人も増えているそうです。

最後に日本ならではの和紙壁紙。湿度や温度の影響を受けやすいため、取り扱いが難しく、非常に高度な技術が求められるといいます。でも、独特の質感が作り出す温かみや味わい深い雰囲気は、和紙にしか出せない唯一無二のものです。
素材や張り方によって、さまざまな顔を作ることができる壁紙の奥深さを間近で感じることができました。

3時間半にも及んだ講習会を終え、講師のお二人は「みんなと一緒に施工するというのは、技術の向上にとって非常にいい機会だと思いますね」(中野徳幸さん)、「椅子に座って話を聞いてもらうだけという講習会が多いのですが、今回はたくさん実習できたのでよかったと思います」(中野正和さん)とのこと。

受講した職人さんたちも有意義な時間を過ごせたようで、「初めてフリース壁紙を張ったのですが、勉強になりました。柄物が好きなので楽しかったです!」「小さい手漉き和紙の壁紙にすごく興味が沸きました」「普段よく扱うビニル壁紙の施工についても、やりやすい方法などを詳しく教えてほしいです」など、さまざまな感想があがっていました。

次回の開催に多くの人が期待を寄せて、第1回の講習会は無事に終了。第2回はどんな奥深い壁紙の世界を見せてくれるのか、お楽しみに!

今回、講習会にご参加いただいた
Re壁会員は

株式会社パリー工芸
有限会社高橋インテリア
中川インテリア株式会社
株式会社まごころリフォーム
株式会社池袋松屋
株式会社KG
株式会社TABATA

講師:壁装研究会
会場:株式会社サンゲツ 品川ショールーム
日時:2017年4月27日
主催:日本壁装協会 Re壁プロジェクト

講師:壁装研究会
会場:株式会社サンゲツ 品川ショールーム
日時:2017年4月27日
主催:日本壁装協会 Re壁プロジェクト