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遊び心のある壁紙使いが、人を集める!?

住まいの中で大きな面積を占める壁紙は、インテリアのイメージを決める重要な要素。近年、その壁紙を自分好みに変えて理想の空間作りを楽しむ人が増えているのには、理由があるに違いありません! そこで「Re壁レポート」では、壁紙にまつわるさまざまな現場を訪れ、人気の秘密を探っていきます!
記念すべき1回目は、壁紙の張替え現場を見学しに、横浜市のとあるマンションを訪れました。リビングのフローリングから壁までがアールを描き、そのアール部分を境に天井が下がり天井になっているユニークな一室です。 おしゃれなデザインに興奮していると、その横で「正直、クロス屋泣かせです(笑)」のひと言。今回の施工を担当したワイズプランニングの米山雅志さんが、言葉とは裏腹に楽しそうな表情を浮かべながら話してくれました。

Before

After

「リビングの木目調の壁紙は、縦に張るのが一般的ですが、今回はこれを横に張りました。ただでさえ曲面に張るのはシワができないよう気を遣う上に、長い壁紙を横に張っていくのは大変でしたね」(米山さん)

ナチュラルな木目を横向きにしたことでモダンな印象がUP。部屋の幅が強調され、広く見える効果もあるのだそうです。
「大変だし、プレッシャーもありますけど、今回はオーナーさんと一緒に作り上げているところがあるので楽しいんですよ」と米山さんは言います。

「壁紙ってカタログだけでは小さすぎてよくわからないので、今回は1mのサンプルをいくつか用意して、実際、壁にあてがってみながら、オーナーと一緒にいいとか悪いとかを考えました」(米山さん)
一方、オーナーの八城友紀雄さんは、「壁紙で遊ぶのは面白いんだけど、アドバイザーがいないとできないと思う。面倒な作業でもやってくれる、一緒に遊んでくれるやつがいないとね」と言います。米山さんは、かっこうの“遊び相手”というわけです。

「張っていくうちに、下がり天井に違う色を入れたいなと思ったら、ちょうどオーナーも同じことを考えていて、二人で話しながら最終的な形を決めました。下がり天井の壁紙は、昔の和室の壁を模したものなのですが、それを洋間に合わせようというオーナーの遊び心やセンスには、こっちも勉強させられます」(米山さん)
「自分も賃貸を始めた最初のころは怖がって無難な壁紙にしてたんだけど、壁紙を変えてみると楽しいのよ。それに、こうやって壁紙にこだわった部屋のほうが、結局、賃貸でも先に借り手が決まっていく。やっぱり面白いほうがいいんだよ」(八城さん)
カラフルなランダムウッドの壁紙で部屋全体が明るく優しい雰囲気になりつつも、天井に落ち着いた色合いを持ってくることでカジュアルすぎず、バランスのいい空間に。 八城さんと米山さんが手間と暇をかけて仕上げた部屋には、楽しそうな空気が充満していました。信頼できるアドバイザーが、壁紙選びには重要なのですね!

今回の取材に協力いただいたのは、
Re壁会員の

株式会社ワイズプランニング

神奈川県横浜市港北区新吉田町6043-1

担当:米山雅志 様

Tel:045-620-8956

Mail:yoneyama@ys-p.info

白い壁紙の選び方