--お客様はどのような相談をされますか?
お客様は壁紙のサンプルや部屋の写真などをお持ちになって、「これに合うものを探しに来た」とおっしゃる方がほとんどです。
わたしたちはさまざまな要望をうかがいながら、「こんなのはいかがでしょう」とカーテンやカーペットなどをご紹介しています。
--具体的な相談が多いのでしょうか?
ふらりと見に来た、という方もいらっしゃいますが、「この部屋のカーテンはどれが良いだろう」と具体的にご相談される方は多いです。
--インテリアのトレンドをどのようにお考えですか?
以前なら、壁紙のクロスは白色が当たり前でしたが、最近ではアクセントクロスを選ぶ方が多く、そういったアクセントクロスに合うカーテンをお探しの方は多くなりました。
たとえば、壁紙のクロスが打ちっぱなしのコンクリート柄の方もいらっしゃいました。
コンクリート柄のクロスにカーテンを合わせるのは難しいものですが、お客様がお持ちになったクロスのサンプルにカーテンを自由に組み合わせてみて、ご納得いただけるものをご提案できました。
--提案も難しくなっている、ということですね。
そうですね。お客様の感性は高くなっています。いろんなものを見ていらっしゃいますし、こだわりをお持ちです。
そのため、われわれも常識にとらわれず、自由にご提案することが重要となっています。
--難しかったご相談はありましたか?
お部屋ごとに壁紙の色が違う、というオシャレな方がいました。色もオレンジやグリーンと、自由に使っていらっしゃる。そのような方だと、われわれの感性がついていかないとご案内ができません。
また、カーテンも消臭や陽射しを和らげる機能を求められる方もいれば、デザイン重視、という方もいらっしゃいます。環境によって向く、向かないもありますので、深い商品知識が求められます。
--商品やショールームにはお客様のニーズを取り入れたりもするのですか?
お客様のご要望は弊社の企画やデザイナーにフィードバックしています。そうして作られたものを、ショールームの入り口に従来とは違ったテイストで壁紙とカーテンを組み合わせてディスプレイしています。
そうするとお客様の想像も膨らみます。一般のお店ではなかなかできないことをご提案することにもチャレンジしています。
--お客様はどれくらいの頻度でカーテンを変えられていますか?
千差万別です。でも、一生ものと思っている方は多いですが、カーテンはもっと気軽に変えてもいいと思うんです。私たちは目安として7年くらいで新しくされることをおススメしています。
また、カーテンは難しくてもレースカーテンを変えてみるのもいいと思います。
レースカーテンは消耗品で傷みも激しいので、例えばお子様が小さいときは可愛いものにして、中学生になったら少し落ち着いたものにされてはどうですか、といったご提案をさせていただいています。
--壁紙はいかがでしょうか?
壁紙はカーテン以上に一生もの、とお考えの方がほとんどです。壁紙はお部屋のなかで重要な要素なのは確かです。お客様はまず、壁紙とフローリングを決めてから最後にカーテンという方が多いです。
でも、壁紙もカーテンと同様に変えることができます。壁紙を変えるだけでイメージは広がります。今は壁紙もいろんな種類があるので、思い切った選び方ができると思います。