最近の暮らしのトレンドは?事例から学ぶ空間づくりのコツ

中村雅子
中村雅子

ステイホームが推奨されている影響で、おうち時間を充実させる暮らしへの関心が高まっています。
特に、快適な空間づくりはちょっとしたブームとなっており、皆さんの中にも「チャレンジしたい!」と感じている方は多いのではないでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、壁紙の張替えです。今回は「Re壁チャレンジ」の実例を挙げながら、理想の空間づくりのコツをまとめました。
和室や玄関などの雰囲気を変えるテクニックから、海外テイストをとり入れる方法まで幅広く紹介しているので、快適なお部屋づくりのヒントとしてぜひチェックしてみてください。

純和室の雰囲気をガラッと変えるアイデア

純和室はイメージを変えることが難しいお部屋ですが、壁紙を張替えるとガラっと雰囲気が変わります。例えば、明るいカラーや柄物をとり入れると、和室感をぐっと抑える事ができます。

自宅の和室で「おうちサロン」を開業したKさんも、以前はどうしても抜けない和室感に悩まされていました。

日本風の壁紙からくる和室感はインパクトが強く、ウッドカーペットやカーテンなどを活用してもなかなか払しょくできなかったそうです。悩んだ末にKさんは雰囲気をガラっと変えるために、すべての壁紙の張替えを決意しました。

壁紙選びでは「とにかく和室感を取り去りたい!」という点と、エステサロンらしい「ナチュラル&エレガントなイメージ」を大切にしたそうです。
 

純和室の雰囲気をガラッと変えるアイデア
 

たくさんのサンプルの中から選んだのは、さまざまな花や鳥が描かれた壁紙。Kさんのラッキーカラーである水色をベースに、世界中から集められたアンティークの挿絵が並んでおり、上品なナチュラルさでありながらどこか不思議な雰囲気を放っています。
エステサロンという、日常から離れた空間の演出にもぴったりですね。
 

純和室の雰囲気をガラッと変えるアイデア
 

反対側の壁は、塗り壁調の穏やかなピンクの壁紙をチョイス。優しい色合いは、「おうちサロン」ならではの親しみやすさを感じさせます。

部分的に壁紙を変化させることで、ひとつの空間に異なるイメージを作り出せる点も壁紙の魅力です。和室は無地の壁面が多いので、色柄のある壁紙を使うと驚くほどお部屋の印象が変わります。ぜひ試してみてください。

→ Re壁チャレンジ #03 純和室を、おうちサロンの素敵なエステルームに。リカベモニター体験レポート | Re壁チャレンジ
 

海外テイストはオシャレな空間づくりに便利!

オシャレな空間づくりに憧れているものの、「イメージがいまひとつ決まらない…」と悩まされるケースは少なくありません。そのような時にぜひ参考にしたいのが、海外テイストです。
 

海外テイストの
主な種類
特徴
北欧モノトーン 北欧の温かみのある家具や曲線を使ったデザインを取り入れつつ、無機質な白やグレーでまとめたスタイル。
アクセントの差し色はグレイッシュ系を使うと、センスの良い仕上がりに。
シャビーシック 「シャビー」は古めかしいといった意味。フランスのテイストで、白やグレーを基調とし、フェミニンでヴィンテージ感がある。
レース、シフォンなどの柔らかい素材とよく合う。
ブルックリン レンガやヴィンテージウッドを程よくミックスした、暗めでオシャレなテイスト。
倉庫や工場を思わせる雰囲気で、ヴィンテージ家具などと組み合わせたDIYとの相性もばっちり。
イタリアンモダン シンプルで都会的な「スタイリッシュモダン」や「シンプルモダン」に、鮮やかな色を取り入れたスタイル。
ソファやラグなど、大きめのものを有彩色にするとオシャレになる。
エレクティック 「折衷」を意味するテイスト。
インテリアのテイストをひとつに限定せず、それぞれの良いところを取り入れてセンス良くまとめたもの。

では、数年前から奥様がDIYを始め、和室だった寝室をフランスのB&B風にリフォームしたUさんご夫妻の実例を見てみましょう。
フレンチシャビーの決め手は、ベースとなる壁の色です。広い面積を占める壁面は空間全体の印象を左右するため、壁紙のサンプルから一番しっくりするものを選ぶまでが大変だったそうです。
海外テイストの良さを生かすために、納得がいくまで妥協しない。このこだわりが、オシャレな室内空間をつくる原動力になります。
 

海外テイストはオシャレな空間づくりに便利!
 

室内の白い花やレース、穏やかな彩色が映える、エレガントでシャビーな壁紙が使われています。仕上がりに大満足したUさん夫人は、壁に合わせてピアノカバーまでご自身で染め直したそうです。

壁紙に海外テイストをとり入れると、お部屋づくりのイメージがどんどん広がる楽しみもあります。ぜひ、こだわりの空間づくりにチャレンジしてみてください。

→ Re壁チャレンジ #04 目指すはフレンチシャビーテイストのLDK。リカベモニター体験レポート | Re壁チャレンジ
 

トイレ空間を爽やかにする2つのテクニック

おうち時間が増えると、つい気になるのがトイレのくすみや汚れ。最近では、単にトイレをきれいに掃除するだけではなく、居住空間として魅力的に見せる方も増えてきました。
では、爽やかで素敵なトイレにするにはどうすればよいのでしょうか。「Re壁チャレンジ」の実例から、2つのテクニックを紹介します。

明るいアクセントクロスを使う

マンションや建売住宅など、日本の一般的な住宅のトイレは白を基調としています。住宅メーカーのモデルハウスを購入したAさんのご自宅も、トイレには清潔感のある白い壁紙が使われていました。

白い壁は清潔なイメージを与えますが、年月が経つとどうしても汚れが気になるもの。Aさんも汚れが気になっていたところ、とある事務所で「アクセントクロス」の内装を見たことをきっかけに、トイレに新たな壁紙をとり入れました。

明るいアクセントクロスを使う
 

Aさんが選んだ壁紙は、風水カラーを参考にした明るい黄色ベースのボーダー柄でした。一面を変えるだけでとても新鮮な印象に様変わりしており、「みんなに見てほしい!」と感じるほどの大満足な仕上がりだったようです。

アクセントクロスはカフェやオシャレなリビングなどでよく見かけますが、トイレの壁紙に使っても違和感はありません。爽やかな印象に仕上げるポイントは、白い壁紙に映える「明るいアクセントクロス」を使うこと。
皆さんもお好みのアクセントクロスを選んで、ぜひトイレを爽やかに演出してみてください。

→ Re壁チャレンジ #06 明るいアクセントクロスでトイレをイメージチェンジ。リカベモニター体験レポート | Re壁チャレンジ
 

圧迫感なく映える壁紙を選ぶ

イメージを一新するために、トイレの壁を好みの柄で飾りたい方もいらっしゃるでしょう。

爽やかで落ち着いた空間をつくるには、優しい色合いや柔らかい印象柄を選ぶことが大切です。このポイントを押さえて素敵なトイレ空間を実現したのが、タバコのヤニ汚れに悩まされていたSさんです。

トイレの床がブルーのタイル張りなので、壁紙は床に合わせた「空」をイメージ。雲とバルーンの2つの柄を使うことにしました。
この柄で圧迫感がないものを探すことは難しかったそうですが、専門スタッフが輸入壁紙から最適なものを提案してくれたとのこと。
 

明るいアクセントクロスを使う
 

両サイドの壁面に浮かぶバルーンが、まるで正面と天井の雲の空へと飛んでいくような雰囲気です。見事な出来栄えにSさんは大変満足しており、ご主人も「もう二度とタバコは吸えませんね(笑)」「事前に禁煙しておいて良かった」とおっしゃっています。

Sさんはトイレを爽やかに見せるためにバルーン柄を選ばれましたが、トイレを広く見せたい場合は、大きな柄の壁紙を使ってみてはいかがでしょうか?大きな柄は圧迫感を感じると思われるかもしれませんが、狭い空間に大きな柄を使うことによって奥行きを感じさせることもできます。

壁紙選びに迷ったら、Sさんのように専門スタッフに相談することで理想的な壁紙を提案してくれます。

おうちの中でも、トイレは最も少ない面積の張替えで雰囲気をガラっと変えられるスペースです。施工費用を抑えやすく、さらに完成像もイメージしやすいため、張替えのハードルは低いと言えるでしょう。
2つの事例を参考にしながら、爽やかで開放感のあるトイレを目指してみてください。

→ Re壁チャレンジ #05 空をイメージした爽やかなトイレ空間。リカベモニター体験レポート | Re壁チャレンジ
 

子ども部屋を温かみのある雰囲気に

子どもがひとり歩きを始めた時、小学校に入学した時など、子ども部屋のリフォームはさまざまなタイミングで必要になります。ここでは、1歳6ヶ月のお子様がいらっしゃるIさんを参考例に、子ども部屋にぴったりな温かみのある空間づくりを紹介しましょう。

Iさん宅の子ども部屋は、普段はあまり使われていないスペースでした。もともと電気も消されていることが多かったのですが、ふとキッチンから見たときに「それにしても暗いな」と感じたそうです。

そして「明るくて温かみのあるお部屋にしたい」と感じ始めたIさんは、新しい壁紙への張替えを決意。Iさんは以前から海外の子ども部屋に憧れており、また「性別とはあまり関係のない色がいい」と考えていたため、黄色い壁紙をチョイスしました。

はじめは濃い黄色をイメージしていたそうですが、ショールームを見に行った時に「お部屋の広さを考えたら、もう少し落ち着いた黄色がいいんじゃないですか?」というアドバイスを受けて、最終的には薄い黄色の壁紙を選んだようです。
 

子ども部屋を温かみのある雰囲気に
 

この事例のように明るくて温かみのあるカラーを選ぶと、子ども部屋ならではの可愛らしい雰囲気を演出できます。ただし、床や家具の色、部屋の広さによって印象は変わってくることも。もし色合いのことで悩んでしまった場合は、専門家に相談することも考えてみましょう。

また、スウェーデン製の壁紙を選ぶことで、海外の子ども部屋のような雰囲気を演出している点もIさんの工夫です。1面だけをアクセントクロスにしており、とてもオシャレな空間に仕上がっています。これは将来、保育園や小学校で描いた絵などを飾りたい時に、壁紙の柄と絵が反発しないための工夫でもあるそうです。

尚、海外の壁紙を選ぶ際には、入荷に時間がかかってしまう場合があります。施工日程との調整が必要になるケースもあるので、壁紙を選ぶ段階で全体のスケジュールを確認しておきましょう。
 

→ Re壁チャレンジ #02「海外の子ども部屋」が憧れでした。リカベモニター体験レポート | Re壁チャレンジ
 

第一印象を左右する玄関は華やかに

次は、シンプルな玄関を華やかにまとめるアイデアを紹介しましょう。
玄関は「家の顔」とも言われ、お家の第一印象を大きく左右するスペースです。

Re壁チャレンジに登場されたOさんは、ご主人とお父様との3人暮らし。一戸建ての購入を機に「真っ白で殺風景な玄関を変えたい」という思いが強くなり、壁紙の張替えを決意したそうです。

玄関のドアを開けると、真っ先に正面の壁紙が目に入ります。Oさん宅は玄関スペースがかなり広いので、お家全体のイメージをガラっと変えることもできます。

当初、壁紙選びに迷っていたOさんでしたが、最終的にはウイリアム・モリスの壁紙に決定。寂しげな雰囲気を感じられていた玄関が華やかなスペースへと変わりました。
 

第一印象を左右する玄関は華やかに
 

決めあぐねていたOさんの助けとなったのは、クロス専門店のアドバイスでした。玄関周りの柱や床との相性から、「シックなモリスの壁紙が良いのでは?」と提案されたことを決め手に、モリスデザインの中でも爽やかな色味のある壁紙を選ばれました。

玄関の壁紙選びでは、他の部屋とのバランスが大切なポイントになります。お家全体のイメージを左右するスペースだからこそ、細かい部分までこだわって壁紙を選んでみてください。
 

→ Re壁チャレンジ #07「玄関の壁紙を変えて、家の第一印象を華やかに。」リカベモニター体験レポート | Re壁チャレンジ

壁紙が変わると暮らしも変わる

海外では空間づくりのアイテムとして重要視されている壁紙ですが、日本では、とりあえず白というケースが多く、壁紙を空間づくりに生かすという発想がそれほど浸透していません。今回紹介したように、壁紙がインテリアとして発揮する効果を上手に取り入れて、自分らしい自由な空間づくりを考えてみてはいかがでしょうか。

また、最近では壁紙の種類も増えてきており、色・柄・素材だけではなく、さまざまな機能をもった壁紙も選べるようになりました。見た目と快適さの両方を追求する事もできますので、空間づくりに興味がある方は壁紙の張替えをぜひ検討してみましょう。

CONTENTS


白い壁紙の選び方