自宅に非日常空間を!プロジェクターのキホンと壁に投影する時のポイント

としし
としし

おうち時間が増えた影響で、最近では「大画面で映画を楽しみたい」「家でもライブの雰囲気を味わいたい」と考える方が多く見られます。そんな今、家庭用プロジェクターの売上が伸びていることをご存知でしょうか。Yahoo!ショッピングでは、2021年の取扱高が前年比150%と急増。同社の「2021年上半期 10大ヒット商品」において、家庭用プロジェクターは堂々の1位を獲得しています。

今回はそんな家庭用プロジェクターの基本と、自宅で楽しむポイントを紹介します。

そもそもプロジェクターとは?

プロジェクターとは

プロジェクターは、動画や写真などの画像をスクリーンや壁に投影する装置のこと。プロジェクターの性能にもよりますが投影先が大きければその分、大きな画像を映し出すことができるため、ビジネスシーンではプレゼン資料など、学校の授業では図形などの教材を投影する用途で活用されることが一般的でした。

しかし、近年では自宅で楽しむことを目的とした「家庭用プロジェクター」が人気を集めています。

家庭用プロジェクターの特徴

家庭用プロジェクターの最大の特徴は、映像を高画質で映せる点。高い解像度により、テレビゲームや映画、スポーツなどの動画を美しくスクリーンに映すことができます。

最近では4K対応モデルなどのより高画質にこだわった機種も発売されています。また、一般家庭で使用することを考慮して、多くの製品は動作音が静かに設計されています。
 

出来ること 楽しめること
・インターネット上の動画の閲覧
(※無線Wi-Fiが可能なモデル)
・DVDやブルーレイディスクの再生
・大人数でのゲーム
・ヨガやダンスなどのレッスン動画
・天井に星空を映すプラネタリウム など

 

家庭用プロジェクターにもさまざまなタイプがあり、持ち運びしやすいコンパクト設計モデルや、天井に映像を映し出せる機種なども販売されています。工夫を凝らした製品が多いため、壁面やスペースがやや狭いお部屋でも問題なく楽むことができます。

家庭用とビジネス用の違い

家庭用プロジェクターとビジネス用プロジェクターの違いとしては、「明るさ」と「コントラスト比」の2つが挙げられます。

例えば、ビジネス用モデルはオフィスなどの明るい場所で使用されることが多く、明度が高い傾向にあります。図形やグラフ、文字を投影するシーンが多いことも、明度が高く設定されている主な理由でしょう。

対して家庭用モデルは、暗い室内での使用が前提となっており、明るさよりもコントラスト比の高さが重視されています。コントラスト比が高いものは、映像に臨場感や奥行きが出やすくなるため、多くの家庭用モデルは映画やライブ映像などの鑑賞に適しています。

 

家庭用プロジェクターを選ぶ4つのポイント

4つのポイント

家庭用プロジェクターにもさまざまなタイプがあり、設置する目的やスペース、明るさなどによって適した製品は異なります。そこで次からは、家庭用プロジェクターを選ぶ4つのポイントをまとめました。

使用目的に合った機能

家庭用プロジェクターの仕様はモデルによって変わるため、まずは使用目的に合ったものを選びましょう。

例えば、映画やライブ映像を鑑賞する場合は、明るさ・解像度が高いものや、4Kに対応した機種がおすすめです。大画面でゲームを楽しみたい場合は、表示遅延を軽減する「ゲームモード機能」が必要になるでしょう。

「特に重視しているポイントはなにか?」を意識すると、目的にぴったりな製品を選びやすくなります。さまざまな製品の強みを知って、お気に入りのプロジェクターを見つけてみてください。

投影方式

家庭用プロジェクターを選ぶ前には、投影方式による違いを理解することも必要です。家庭用プロジェクターには複数の投影方式があり、以下のようにそれぞれ異なる特徴をもっています。
 

投影方式 主なメリット 主なデメリット
3LCD ・発色が鮮やか
・採用モデルが多く、商品選択の幅が広い
・低価格モデルに採用されている
・黒の締まりが甘い
・解像度がやや低い
DLP ・コントラスト比が高い
・経年劣化が少なく、耐久性が高い
・小型や軽量の製品が多い
・残像(レインボーノイズ)が映ることもある
・家庭用の製品数が少ない
LCOS ・3つのタイプの中で最も高性能かつ高画質 ・本体サイズが大きめで、持ち運びが困難
・高価格モデルが多く、入門編には向いていない

 

○こんな人におすすめ!

3LCD:手軽に楽しみたい、できるだけ費用を抑えたい

DLP:ビジネスシーンで使いたい、機器を頻繁に持ち運ぶ

LCOS:映画やライブを本格的に楽しみたい、ハイエンド機が欲しい

 

なお、近年では技術の進化により、3LCD方式でも黒の締まった画質になるモデルや、レインボーノイズが軽減されたDLP方式のモデルなども登場しました。上記のメリット・デメリットはひとつの目安になりますが、すべてのプロジェクターに該当するわけではないので、各製品の詳細はしっかりと確認しておきましょう。

明るさ

家庭用プロジェクターを選ぶ際には、「明るさの単位」も調べておく必要があります。

プロジェクターの明るさは「ルーメン」と呼ばれる単位で表され、この数値が高いほど鮮明な画質になると言われています。ハイクオリティなものやビジネス用プロジェクターでは2,000ルーメン以上のモデルが多いですが、そのぶん製品価格が高くなる傾向にあります。

自宅のみで使用する場合は、基本的には200ルーメンほどあれば問題ありません。部屋を暗くすることで明るさを補えるため、低いルーメン値でも鮮明な画像を投影できます。

コントラスト比

コントラスト比とは、白と黒の明暗差のこと。つまり、画面の最も暗い部分と明るい部分の差を表した比率です。

コントラスト比の数値が高いほどメリハリのあるパキっとした画質になり、逆に比率が低いとフラットで柔らかい画質になります。特に動画を映し出す場合は、画質に奥行きを与えて臨場感を出すために、できるだけコントラスト比が高いものを選ぶと良いでしょう。

具体的な比率としては、「10000:1」以上のモデルがおすすめです。

 

家庭用プロジェクターにスクリーンは必要?きれいに投影するコツ

投影するコツ

家庭用プロジェクターは見慣れた機器ではないため、「スクリーンなどの周辺機器も必要?」「狭い部屋でも映し出せる?」といった疑問を感じている方も多いはず。ここからはそんな疑問を解消するために、スクリーンの必要性やきれいに投影するコツなどを紹介していきます。

スクリーンがなくても問題ない!壁投影でも鮮明に

家庭用プロジェクターは、専用のスクリーンがなくても問題なく使用できます。ただし、壁投影とスクリーンとでは環境が大きく異なるため、壁投影したい場合は以下のポイントを意識してプロジェクターを選ぶことが大切です。
 

商品選びのポイント 概要
【1】解像度 数値が高いほど、きめ細やかな画質になる。映画やスポーツなどを壁投影で見るには、「1920×1080(FullHD)」や「3840×2160(4K UHD)」がおすすめ。
【2】焦点距離 プロジェクターと壁の距離を計測した上で、それに合った焦点距離の製品を選ぶ必要がある。壁までの距離が短い場合は、「短焦点モデル」を選ぶときれいに映りやすい。
【3】他の機器との接続 壁投影では、画質の劣化が少ないデジタル接続(HDMI端子)の製品を選ぶことがポイント。また、狭いスペースで使用する場合は、無線LAN機能搭載モデルなどもおすすめ。

 

壁投影では画質に悩まされることがあるので、特に上記の【1】【2】のポイントは強く意識しておきましょう。

高さなどの設置性もこだわりたいポイント

ホームシアターなどを快適に楽しむには、「設置性」にもこだわることが必要です。

家庭用プロジェクターをもっている方の大半は、普段は収納などに片づけておき、必要なときだけ取り出して使用しています。このようなケースでは、セッティングをする度に場所や角度が微妙に異なるので、細かい調整ができるモデルを検討してみましょう。

まず押さえておきたいものが、脚部の高さを調整できるモデルです。例えば、脚部で傾きを調整できるプロジェクターを選べば、前後の脚部の高さを変えることで斜めに照射できるようになります。

さらに設置性にこだわりたい方は、レンズの機能にも目を向けてみましょう。家庭用プロジェクターの中には、レンズ自体を上下左右に動かせるもの(※レンズシフトと呼ばれる)があります。このような製品は、プロジェクター本体を動かさなくても投影位置を調整できるため、設置場所の細かな違いによって画質が劣化することを防げます。

 

壁紙はどんなものを選ぶべき?おすすめを紹介

プロジェクターの機能やセッティング方法をいくら学んでも、投影先である壁面にきれいに投影できなくては意味がありません。ここからは、壁紙のカラー・素材による投影画像の見映えの違いなどを説明した上で、おすすめの壁紙を紹介していきます。

壁投影では白い壁紙が最適!

プロジェクター用のスクリーンは、輝度を最大化させるために白がよく採用されています。これは、白い壁には多くの光を反射させる効果があり、映像を映したときに輝度を得やすいためです。したがって、壁投影用の壁紙を選ぶ際には、まずは白い壁紙から検討してみましょう。

ただし、白べースでも柄が入っているものを選ぶと、映像に映りこんでしまうことがあります。インテリアとしては魅力的ですが、スクリーンとしてフルに使いたい場合はできるだけ無地のものをおすすめします。
 

LL-8163、WEN9807、WVC739
 

ちなみに、白以外のカラーでも投影自体は可能ですが、全体的に画質が荒くなったり、フィルターがかかったような画質になったりする恐れがあります。それでも色つきの壁紙を選びたい方は、アイボリーホワイト程度の薄いトーンのものを選びましょう。

壁紙の素材については、できるだけ凹凸の少ないビニル製などがおすすめです。

凹凸が少ない壁紙は映像のゆがみを抑えられるため、きれいな画質でホームシアターを楽しめます。一方で、表面の凹凸ボリュームが大きい素材系壁紙を選ぶと、無地の白でもきれいに映らないことがあるので注意しましょう。
 

特に意識したい点は、マットな壁紙を選ぶことです。
プロジェクターは暗い描写の多い写真や映画などを映し出す時に、明るさを上げて調整しますが、光沢のある壁紙だと反射率が高く、明るい部分がより白く飛んでしまいます。

その点、マットな壁紙であれば光をある程度吸収し、白飛びなどの現象も抑えることができます。また、ハイライトの表現も良くなるため、投影した映像の描写を綺麗に映し出すことができます。
 

→ 壁紙を探す ホワイト + 無地調 + ビニルの壁紙一覧へ

迷ったらプロジェクター用壁紙!

RE51853
 

上記のように凹凸や光沢を抑えた白い壁紙でも十分観ることはできますが、より綺麗に高画質な映像を楽しみたい方にはプロジェクター用の壁紙をおすすめしています。

専用の壁紙はスクリーンのように、映像の投影に適した表面加工が施されていたり、壁紙の上から張れるもの、ホワイトボードとしてペンで書き込み可能なものなど機能性や利便性に長けたものも多数出ていますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
 

→ 壁紙を探す プロジェクター用の壁紙一覧へ

プロジェクター選びとセットで壁紙の張替えも検討してみよう

家庭用プロジェクターは魅力的な機器ですが、きれいな画質で楽しめるかどうかは製品・壁紙の選び方によって変わってきます。そのため、ご自宅の環境にあったプロジェクター選びとセットで、壁紙についても思い切って見直してみましょう。

投影する環境に強くこだわると、使用時の満足感が劇的に変わります。毎日の生活も華やかになるので、家庭用プロジェクターに興味のある方はぜひ壁紙の張替えも検討してみてください。

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白い壁紙の選び方