白い壁紙といっても、いろんな白に、いろんなパターンがあります。
今まで気にしていなかった白い壁紙のニュアンスやパターンを知って、理想のインテリアスタイルを見つけましょう!
白い壁紙を知る
壁紙で、お部屋の印象って本当に変わるんです。そんな壁紙マジックを感じたことはありますか。
何気なく目にしている壁紙。欧米では、プロがコーディネートしたり、自らショールームに足を運ぶ人も多く、家具やカーテンより先に決められることもあるようです。
ファッションでは、シャツやセーターの色や素材、気にしていますよね。壁紙も同じなんです。SNSの商品投稿も背景にこだわったものは一味違うと思いませんか。やっぱり壁って大事なんです。
インテリアをコーディネートする時、イメージを印象付けるのは、実は、壁。大きな面積を占めるので、壁紙の微妙な色味や意匠の違いも空間に与える影響は大きく、部屋の印象を左右します。
何気なく目にしている壁紙には、さまざまなデザインや工夫が施され、心地よいお部屋づくりに貢献してくれています。
そんな壁紙ですが、日本で最も多く使われているのが白い壁紙。
白は部屋を広く見せてくれ清潔感もあって、日本ではとても好まれています。また、日本人は漆喰や土などの自然素材の壁仕上げになじみが深く、表情の陰影や意匠が楽しめる凹凸のある壁紙が多く出ています。
「こんなに沢山あるなんて今まで気づかなかった。」
「いっぱいあるとコーディネートにどう活かせばいいか分からない。」
壁紙が大切だとわかっても、どう選んだらいいかなんて、なかなか分かりませんよね。
でも大丈夫。この特集には、白い壁紙のニュアンスやパターン別に、理想のテイストに近づけるアイデアが満載です。
壁紙の色味や凹凸の選び方。白×白で作るおしゃれな組み合わせのアイデア。インテリアイメージに合わせたそれぞれの壁紙の選び方もあって、なかなか奥が深いんです。今まで気づかなかった壁紙について知って、理想のインテリアスタイルを実現しちゃいましょう。
さあ、イメージが出来てきたら、ショールームで実物を見て触って確認してみましょう!
ショールームでは、現物のカットサンプルも手配してくれるので、お部屋でイメージの確認も出来ちゃいます。
ただの白い壁紙と思うなかれ。白い壁紙はとっても大切なんです。
壁紙を楽しみながら選んで、みんなが壁紙マジックを感じてくれると嬉しいですね。
微妙に違う白の色味
色味の少ない白、白は清潔感があり万人に好まれますが、緊張をもたらす色でもあります。特徴を知ってよさを引き出して使うといいでしょう。
ベージュやクリーム色は、日本で一番使われているインテリアカラーです。淡い白の壁紙は人気で、モノトーンや爽やかなブルーグレー、青みを帯びたものや人気のくすみカラーも出ています。 オレンジは食欲を促し温かい印象を作ります。ダイニングには微かにオレンジ色を帯びた白い壁紙がいいでしょう。
リビングには、会話を促す黄色を薄くした淡いクリーム色の白い壁紙や、アイボリー、オレンジ色を帯びた白い壁紙もいいでしょう。
少し温かみを加えたい時やリラックスした感じにしたい時は、光源を電球色にしたり、スポットライトやユニバーサルダウンライト、ライン照明などで壁を照らすと、空間に劇的な変化をもたらします。
寝室など、気持ちを落ち着けて安らぐ眠りの場には、光の強さを吸収し、まぶしさを軽減するブルー味やグレー味などの白い壁紙が向いています。
また、暖かみが感じられ、やわらかな雰囲気を出す淡いクリームやベージュ、淡いブルーグリーン味の白い壁紙もリラックスを促しいいでしょう。
洗面など、身支度の場には清潔感のある青みを帯びた色がよく選ばれますが、色が反射し、顔がくすんで見えているなんてことも。
ブルーグリーンの着衣を付けて手術するシーン、良く見ますね。あれは、患者さんの顔色や血液の色が違って見えないように留意しているからなんです。壁は光を反射し、光が当たったものはその色の影響を受けています。洗面の光源は昼の光に近いものを選び、周囲は肌色を自然に際立たせて見せてくれるブルーグリーン味か、同調するクリームやベージュ味の白い壁紙がいいでしょう。
白い壁紙は光による表情の変化が出やすいので、光を使い分け、場所に合わせて色みを楽しむといいでしょう。また一般に、光の色温度が下がると暗く感じられる傾向になるので、照度にも気を付けましょう。
ピンクというと甘い印象ですが、白にわずかに赤が入るピンクがかった白壁紙は、ソフトな雰囲気を作ってくれます。ピンク味の白壁紙は血色を良く見せてくれたり、優しさを引き出してくれる色とも言われています。 淡いピンクの白壁紙にライトグレーの家具を合わせたり、くすみカラーのピンクや紫味の白壁紙にすれば、甘さがより抑えられた大人の雰囲気に。モールという飾り縁を足せば、壁画より引き立つ洗練されたお洒落空間を作りだしてくれるでしょう。
北向きの部屋にグレー味の白い壁紙を貼り、落ち着いた光の照明にすると、家族の団欒を楽しむというより、クールに落ち着くイメージになります。寝室や大人のリビングには良いかも知れませんが、小さなお子様がいたり、皆で和むイメージを作りたい時には、先ほど例に上がったオレンジを帯びた白い壁紙がいいでしょう。
逆に、西日が入る部屋にオレンジを帯びた白い壁紙や赤味の白い壁紙では、暑苦しさを助長することも。とはいえ向きにより限られた窓しかなく部屋を用途で選べない、という場合もありますね。
実際は光の入り方が計算された軒があり、光の入り方が考慮して設計されていて、思ったほど光の影響を受けていない場合も多くあります。 条件を変えられない時は、沢山ある白い壁紙の色のニュアンスを上手く活かして、部屋にあわせて気持ちよく使い分け、好きを尊重して色や壁紙を楽しみましょう。
凸凹の違い
表面が平らで凹凸の少ない(フラット)壁紙は、すっきりとした壁をつくってくれます。
マットなものは漆喰を平らに塗りつぶしたような風合いになり、古民家風やモダンなインテリアにも◎。シルバーやアルミなどとの相性もよく、ステンレスのキッチンやシャープな家具を引きたてます。 凹凸のない白い壁紙は、レフ版のように光を反射し、ちょっとしたシワも飛ばしてくれます。すっかり多くなったZoom会議に白い壁紙ならではの特徴を活かしてもいいでしょう。平らな分、下地を拾い易くもなるので施工は気を付けましょう。
わずかに凹凸がある壁紙は、光が直線で跳ね返らず空間に味わいを醸し出してくれます。一般によく見る壁紙のほとんどがこのタイプ。壁紙につくられたソフトな凹凸が雰囲気を出してくれます。このタイプの壁紙は、主張し過ぎないのでどんな家具や小物とも相性がいい万能選手。選びやすくとてもよく使われています。このよく見られる凹凸には、タイプがあります。
織物のように縦と横の糸模様がついている、布目調の壁紙は優しい表情が特徴です。全体に規則正しい縦と横の凹凸があり、離れて見ても強い主張がなく、木や和風の空間にも馴染み日本で多く使われています。
全体的に粒のような凹凸がついている石目調の壁紙も馴染みやすく、天井など広い用途に対応する使いやすい壁紙のひとつです。とはいえ、平らな分、下地をひろいやすくもなるので施工は気を付けましょう。
もう少し凹凸が深くなってコテのような模様の塗り壁調の壁紙もあります。模様があまり深くない、塗りつぶしたようなものは比較的おとなしい印象となり、大きなコテ模様だと、動きが出て少し荒い表情になります。
かすれた刷毛目柄や漆喰のような壁紙もあり、シャビ―(古びてこなれた感じ)でリラックスした雰囲気のある壁が作れます。適度な凹凸柄の壁紙は、馴染みやすく、リフォームにも向き、比較的飽きることが少ない壁紙です。
白の凹凸柄
より凹凸柄のある壁紙は、陰影がでて変化のある印象的な空間をつくってくれます。凹凸による柄で表情を出すこともでき、主張の盛り込まれた、印象的な壁がつくれます。 絹織物のような横糸柄の布目柄の白い壁紙は、上品な印象となり、和風の空間によく合います。繊維が縦横に大きく織られる意匠の物やランダムに絡まっているような布目調の凹凸の壁紙は、陰影により深みが出て味わいが増します。漆喰を塗ったような塗り壁柄や、レンガを積んだようなレンガ柄。石を模した石目柄や積み石柄の壁紙も、白ならモダンであか抜けた印象がつくれます。木目柄も、白ならソフトなナチュラルとなり、洗練された印象になります。
程よいテクスチャーの白の壁紙は、それぞれの味わいで空間を印象付け、引きたてます。布目や木目などの表情は、リラックスした雰囲気を作ってくれます。リビングをちょっとオシャレな白い空間にしたい。自宅サロンでレッスンをする。大きくなっても飽きない子供部屋のアクセントウォールを探している。そんな時におすすめなのが凹凸柄の白い壁紙。馴染みやすく飽きないのに、お洒落で印象的な壁を作ってくれます。
アニマル柄にチャレンジしたい。そんな時も、白い壁紙なら大胆な柄を取り入れやすくしてくれます。
パール加工やラメの粒が入り、近くに行くとキラッと輝く白い壁紙や、古典やスタイルを感じさせるダマスク柄。ロマンチックなカーブや花柄。タイルのような凹凸があるタイル柄の白い壁紙や、より立体的に見える3D効果の白い壁紙もあります。
ショールームではサンプルや見本帳を揃えて、沢山の中からあなただけのお気に入りを見つける手助けをしてくれます。ぜひ実物のサンプルで、その違いや良さを発見しましょう。
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