プロから学ぶ!壁紙を活かした空間づくりのコツとポイント

北村美佳子
北村美佳子

おうち時間が長くなりがちな昨今、毎日過ごすお部屋だからこそ心地よい空間にしたいもの。
とはいえ、空間づくりにはさまざまな方法があるので、「何から始めたらいいか分からない」
「思うようなイメージにならない」と悩んでしまう方も少なくないはずです。

そこで今回は、さまざまな分野のプロが思いを語る「Re壁Voice(リカベボイス)」を参考に、空間づくりのコツやポイントをまとめました。ご自宅の空間づくりや壁紙選びにぜひ役立ててみてください。

空間づくりのポイントは「自由に遊びながら楽しむこと」

リフォームや模様替えをする際、固定観念や従来の方法にとらわれない自由な発想で、お気に入りの空間を表現してみましょう。
 

もっと自由に、もっと遊んで、自分たちの家を楽しもう

→ もっと自由に、もっと遊んで、自分たちの家を楽しもう | Re壁[リカベ]
 

フリーのインテリアコーディネーターである久保さんは、自宅兼事務所(築50年の中古マンション)を壁紙ですてきな空間に仕上げています。

こちらのリフォームのテーマは、「レトロ・モダン」
シンプルなカラートーンの壁紙を使い、ドアの内側・外側や襖ごとに細かくデザインを変えることで、ワクワクしながら過ごせる空間が生まれています。和室の襖にウィリアム・モリスの壁紙を選んだ点も、こだわりを感じさせるポイントでしょう。また、お手洗いに張られた愛らしい動物の描かれた壁紙がほっこりとした雰囲気を漂わせています。

壁紙は使用面積が広く、おうちの印象を大きく変えるにはうってつけのインテリアです。「実はいちばん遊べて、いちばん着手しやすいんですよ」と久保さんが語るように、空間で個性を表現しやすい点も壁紙ならではの魅力でしょう。

 

インテリアは従来の考え方にとらわれず、自由な感覚で楽しんで欲しい

→ インテリアは従来の考え方にとらわれず、自由な感覚で楽しんで欲しい | Re壁[リカベ]
 

インテリア総合メーカー「株式会社スミノエ」の課長を務める中沢さんも、自由にインテリアを楽しむことの大切さを語っています。

最近ではアクセントクロスを選ぶ方が増えてきており、商品を勧めるプロにも自由な発想が求められているのだそう。アイデアの幅も広がっているので、悩んだときには専門家に相談してみると良いヒントを得られるかもしれません。

お好みの家具と合わせてコーディネートしたり、お部屋の一部にアクセントとして使ったり、自由な発想で楽しんでみてください。

 

質感と風合いにこだわって、ワンランク上の空間に

これからの壁紙に求められるものは「質感」と「風合い」

→ これからの壁紙に求められるものは「質感」と「風合い」 | Re壁[リカベ]
 

続いては、日本インテリアコーディネーター協会の会長(当時)を務める林さんのインタビュー記事から、ワンランク上の空間を目指すためのヒントをご紹介します。

多くの方は壁紙を選ぶ際に、周りのインテリアにマッチするようなカラーや柄や、トレンドな白い壁紙や、木目の壁紙を選びがちです。こだわりの空間を目指すために、林さんはこれからの壁紙について「質感」と「風合い」が注目されると語っています。

例えば、やわらかな風合いをもつ壁紙が使われていると、つい触って確かめたくなります。
ぬくもりや温かさ、居心地の良さを感じる「シルクより手触り感のあるウール」が今後の人気になっていくと林さんは感じているようです。

壁紙に質感や風合いを持たせる技術は年々向上しています。手ざわり感のある壁紙の他にも、デジタル技術を駆使した立体感のある壁紙など、カラーや柄以外の要素にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

先に壁紙を決めてから建具・家具を選ぶ

壁紙はインテリアではなく、建築。

→ 壁紙はインテリアではなく、建築。 | Re壁[リカベ]
 

空間作りの最初に壁紙を選ぶなら、建具・壁紙のカラーやデザインに制限はほとんどがかかりません。
「壁紙に建具・家具を後から合わせる」
という方法もひとつの工夫です。

壁紙に対してそのような考えをもっているのは、一級建築士として数々のリノベーションを手がけてきた松元さん。「壁紙はインテリアではなく、建築」と考える松元さんは、インタビューの中で先に壁紙を決めることの魅力や大切さを語っています。

壁面ではなく建具・家具におしゃれな壁紙を使える点も、壁紙を先に決めておくメリットになります。
後から壁紙を合わせようとすると、場所によってはどうしても妥協や無理が生じてしまうもの。
日本ではまだまだ壁紙といえば白、というのが当たり前だと思っている人の方が多いです。
松元さんは、白しか知らない人たちにも、もっと色々なことができることが広まって、日本人の感覚が変わっていくといいなと思いますね。と語っています。
お部屋全体の統一感を出すために、先に壁紙を決めてみることを試してみてはいかがでしょうか。

 

過ごす人が考え、愛せるような場所をつくる

堀江やまびこ保育園

→ 保育園の空間設計は、余裕をもってこそいろいろな遊びかたができる。 | Re壁[リカベ]
 

おしゃれな街に溶け込んだ、子どもとその保護者を一番に考える保育園があります。
大阪市西区にある「堀江やまびこ保育園」は、働くパパ・ママをとことん応援するために、病児保育施設やクリニックまで併設した保育園です。子どもたちが豊かに過ごせる場所となるようにと、細部までこだわった空間設計が行われました。

デザイナーと設計士、現場で働く園長先生が綿密な打ち合わせを行い、現場にいる人がメインになって考えているからこそ、子どもたちが本当に安らぎ、楽しめる空間をつくり出せたといいます。
トイレの壁紙に黄色いぞうさんを入れたり、照明にも可愛い動物のイラストを施したりなど、デザイン面にこだわることで子どもたちと一緒に遊びながら楽しめる空間を演出しています。

専門家にデザインを一任する方法もありますが、細かい部分に気づけるのはやはり普段からその空間に関わる人ならではの強み。専門家のサポートを受けながら、自分のアイデアを形にできれば、その分愛着も湧くはずです。
ご自宅のリフォームにも活かせる考え方なので、理想の住まいをつくりたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

オーダーメイドのサービスでオンリーワンの空間へ

さらにこだわりを追求したい方は、オーダーメイドのサービスや壁紙に目を向けてみてはいかがでしょうか。
オーダーメイドでは、細かいところまで自分の好みにそった注文ができるため、ライフスタイルや個性に合った空間づくりを叶えることができます。
 

一枚の壁紙から紡ぐ物語。オンリーワンの空間をオーダーメイドでプロデュース。

→ 一枚の壁紙から紡ぐ物語。オンリーワンの空間をオーダーメイドでプロデュース。 | Re壁[リカベ]
 

こちらは完全オーダーメイドで空間全体の内装設計までをトータルにデザイン、プロデュースを行っている、
「株式会社 アトリエサンクレーヴ」顧客の感性にあった壁紙を丁寧に施工しており、オーダーメイドサービスによってこれまで様々な空間を提供してきました。

お客様のライフスタイルや空間にかける想いを引き出し、時にはお客様と共に好きなものを探しに海まで越えることもあるそうです。さまざまな提案をお客様と共に悩みながら、常に最善を尽くし最高の仕上がりを目指しているといいます。

 

自分でデザインした壁紙を自由に張替えて暮らしを豊かに

→ 自分でデザインした壁紙を自由に張替えて暮らしを豊かに | Re壁[リカベ]
 

一般向けにオーダーメイド壁紙を提供するECサイト「Deco Cloth(デコクロス)」では、お好きなデザインや幅、サイズを選ぶだけで、自分だけの壁紙を簡単に注文できます。敷居が高いように感じるかもしれませんが、一般の方でも買い求めることは難しくありません。

「自分だけの」個性的な壁紙を張ると、それに似合うように家具も変えてみたくなるもの。1枚のオーダーメイド壁紙をきっかけに、新たなライフスタイルやストーリーに出会えるかもしれません。
一面だけをオーダーメイドにし、残りの壁紙を既製品から選ぶことも可能なので、ぜひ気軽にとり入れてみてください。

 

こまめなメンテナンスで清潔で快適な空間を維持

清潔で快適な住空間をつくる、プロの技。

→ 清潔で快適な住空間をつくる、プロの技。 | Re壁[リカベ]
 

リフォーム&クリーニングのプロである「N-system」によると、壁紙掃除の基本は「汚れが付いたらすぐふき取ること」だそう。材質にもよりますが、一度濡らして固く絞った布でこまめに拭き掃除をすれば、壁紙の寿命を延ばすことができるようです。

快適な住まいを維持するためには壁紙にもメンテナンスが必要です。どんなにこだわった空間でも、お手入れをせずに時間が経つと次のような問題につながります。

・汚れの付着
・湿気や結露によるカビ
・臭いの付着
・傷や剥がれ

 

プロの技術をもってしても、ペットの臭いやひっかき傷はやはり天敵。普段のメンテナンスだけでカバーしきれない場合は、表面強化や消臭などの加工がされた機能性壁紙を考えてみましょう。汚れ防止や抗菌、カビ防止など、最近では抗ウイルスなど多彩な機能性のラインナップがあります。

もし大きな傷や汚れがついてしまった場合は、新たな壁紙への張替えも検討してみましょう。張替えを機にカラーやデザインを変えてみると、さらにすてきな空間をつくり出せるかもしれません。

 

プロのアイデアや考え方を参考に、すてきな空間づくりを

今回紹介した以外にも、壁紙を通して実現できること、自分の思いを形にする手段や方法など、「Re壁Voice(リカベボイス)」にはさまざまな情報が集まっています。プロのアイデアや考え方は、すてきな空間づくりの有力なヒント。ぜひ参考にして、あなただけの理想の空間を手に入れてみてください。
 

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白い壁紙の選び方